QRコードを使ったキャッシュレス決済は、現金を持ち歩かなくても支払いができる便利な仕組みとして定着しました。一方で、コードをすり替えられたり、偽の画面に誘導されたりといったトラブルも増えています。この記事では、個人と店舗それぞれの受け取り方と、安全に使うための注意点を整理します。
個人間での受け取り
個人同士の支払いでは、自分のアカウントに紐づいた受け取り用コードを提示し、相手に読み取ってもらうのが基本です。金額は自分で入力する方法と、あらかじめ金額を決めたコードを発行する方法があります。
- 相手に画面を見せ、読み取ってもらう形式が最も一般的
- 金額を指定したコードを使うと、入力ミスを防げる
- 入金はすぐに反映されるとは限らないため、通知を確認する
個人利用でも、1回あたりや1日あたりの利用上限が設定されていることが多い点に注意しましょう。
受け取り方には、相手の画面のコードを自分が読み取って支払う読み取り式と、自分のコードを相手に読み取ってもらう提示式があります。どちらもアプリ内で完結しますが、初めて取引する相手とは、事前に金額と目的を文章で確認しておくと行き違いを防げます。
店舗のレジで使う場合
店舗では、利用者が店のコードを読み取る「置き型」か、店側が利用者のコードを読み取る「読み取り型」のどちらかを選びます。置き型は設備が少なくて済み、読み取り型はレジとの連動がしやすいという特徴があります。
- 設置型は端末が不要で、小さな店舗に向く
- 読み取り型は会計金額をそのまま連動でき、レジ作業が速い
- いずれも手数料と入金サイクルを事前に確認する
読み取り型はレジのPOSと連動させると、会計金額の入力ミスや二重計上を防げます。一方の置き型は端末の初期費用を抑えられる代わりに、利用者が金額を自分で入力するため、画面の確認を促す掲示があると安心です。
偽造・すり替えへの対策
もっとも多いトラブルが、店頭に貼ったコードを偽のコードに貼り替えられるすり替えです。
- コードは目立たない場所に固定し、定期的に目視で点検する
- 保護シールや透明カバーで簡単に剥がせないようにする
- 利用者には、読み取り後に表示される店名や金額を必ず確認してもらう
また、偽の決済ページへ誘導するフィッシングも増えています。公式アプリ以外から開いた決済画面では、安易に情報を入力しないよう呼びかけましょう。
着金確認と対帳
安全に運用するには、日々の入金を正しく突き合わせる対帳が欠かせません。その日の売上金額と、アプリに記録された入金履歴を照合し、差額がないかを確認します。レジの打ち間違いや読み取り漏れは、この作業で初めて気づくことが少なくありません。決済リンクの扱いについてはQRコードに保存できる情報の記事も参考になります。イベントでの支払いを受け付ける場合は、イベント・チケットのQRコードもあわせてご覧ください。